【整体師が解説】立ち上がり時の腰痛(L3〜L5付近)の原因と対策
立ち上がり時に腰が痛むのはなぜ?
立ち上がる瞬間に、腸骨稜より上の背骨(L3〜L5付近)に痛みを感じる方は少なくありません。特に「骨盤を後傾させないよう意識して座っている時は痛みがない」というケースでは、骨盤と腰椎の安定性の問題が隠れている可能性があります。
股関節とハムストリングスの柔軟性
股関節まわりの筋肉が硬いと骨盤の動きが制限され、立ち上がり時に腰へ負担が集中します。また、太ももの裏側のハムストリングスが硬いと骨盤が後傾しやすく、腰痛を誘発します。股関節ストレッチやハムストリングスのストレッチを習慣にすることが重要です。
正しい姿勢の工夫
座るときは椅子に深く腰をかけ、骨盤を立てる意識を持ちましょう。立位では胸を張りすぎず、お腹に軽く力を入れて立つと腰椎に過度な負担をかけません。**「骨盤を立てる感覚」**が腰痛予防の基本です。
インナーマッスルと臀筋を鍛える
腹横筋などのインナーマッスルを鍛えると体幹が安定し、腰を守る力が高まります。さらに、お尻の筋肉(臀筋)を鍛えることで骨盤が安定し、立ち上がり動作がスムーズになります。スクワットやブリッジ運動が効果的です。
整体でバランスを整える
整体や理学療法では、骨盤や背骨の歪みを整え、正しい筋肉の使い方を学ぶことができます。セルフケアと施術を組み合わせることで、腰痛改善と再発予防の両立が可能になります。
立ち上がり時の腰痛は、単なる姿勢の悪さではなく、筋肉の硬さや骨盤のバランスの乱れから起こることが多いです。ストレッチ・姿勢改善・筋力強化を生活に取り入れ、必要に応じて整体で整えることが、快適な生活への近道です。